
関節リウマチ
リウマチ科について

リウマチ科では、免疫のはたらきが過剰になり、関節に慢性的な炎症を起こす関節リウマチなどを診療します。
炎症が続くと軟骨や骨が次第に傷み、関節の動きが悪くなるだけでなく、変形や痛みの原因にもなります。
当クリニックでは、まず丁寧な問診で症状の経過や生活のご様子を伺い、腫れや熱感のある関節を中心に視診・触診を行います。
朝起きて手指がこわばる、左右の関節が同じように腫れて痛む、細かな作業が急にしづらくなった。
こうした変化は早期受診のサインです。
「年齢のせいかな」と様子を見ず、お気軽にご相談ください。
リウマチ専門医の副院長が
関節リウマチの治療を担当

当クリニックでは、日本リウマチ学会認定のリウマチ専門医である副院長が関節リウマチの診療を担当しています。
全国でも専門外来は多くありませんが、当クリニックなら大きな病院へ行かずに専門的な治療を受けていただけます。
関節リウマチは関節だけでなく、肺など全身に影響する可能性があるため、当クリニックでは診察時間をしっかり確保し、症状や生活上でのお困りごとを詳しく伺います。
そのうえで、抗リウマチ薬や生物学的製剤など最新の治療を組み合わせ、一人ひとりに合わせた管理計画をご提案します。
リウマチ科で対応する
主な症状と疾患
受診をおすすめする主な症状
- 起床して10分以上、指がこわばって動かない
- 朝、手指がこわばり開閉しにくい
- 関節の腫れや痛みが左右対称に出る
- 物をつかむ、ペットボトルのふたを開ける動作がつらい
- 目や口が乾きやすい、虫歯が増えた
- 指先が冷えると色が白や紫に変わる
- 微熱や倦怠感、原因不明の発疹が続く
- 背中や腰の痛みが朝方に強く出る
- 口内炎を繰り返す、皮膚や眼に炎症が起こる
気になる症状が複数当てはまる場合は、早めに当クリニックへご相談ください。
主な疾患
関節リウマチ
手指・手首・足指などの小さな関節に炎症が起こり、進行すると関節変形を招きます。
近年は薬剤の進歩により、寛解(症状がほぼ消える状態)をめざせるようになりました。
炎症の程度や副作用をきめ細かく確認しながら治療を行います。
シェーグレン症候群
目や口の乾燥が中心症状で、唾液や涙の分泌量が低下します。
血液検査や唾液分泌量の測定、眼科検査を組み合わせて診断し、乾燥対策と全身症状の管理を行います。
血管炎症候群
血管に炎症が起こり、臓器障害や視力低下、腎機能障害などを伴うことがあります。
早期診断と治療が不可欠なため、必要に応じて他科と連携しながら検査・治療を進めます。
脊椎関節炎
背中のこわばりや関節・腱付着部の痛みが続く疾患群です。
乾癬や炎症性腸疾患が合併することもあり、画像検査や血液検査で診断し、生物学的製剤などを含む治療を行います。
ベーチェット病
繰り返す口内炎に加え、外陰部潰瘍、眼や皮膚、血管、関節など多部位に炎症が起こります。
眼病変や血管病変は不可逆的な障害を残すことがあるため、積極的に免疫抑制治療を行います。
リウマチ性多発筋痛症
中高年に多く、急な発熱と首・肩・大腿部の痛みが特徴です。
血管炎(巨細胞性動脈炎)を合併すると視力障害を招くことがあるため、早期診断とステロイド治療が重要です。
リウマチ科の診断
当クリニックでは、「手のこわばり」「関節の痛み」「関節の腫れ」などの症状をお持ちの患者さまに対して、身体診察、血液検査、画像検査(レントゲン、関節超音波検査)を行い、関節リウマチを早期に正確に診断します。
血液検査では、リウマチ因子(RF)や抗CCP抗体の有無や強さ、炎症の程度を示すCRPや赤沈を測定し、自己抗体のパターンも確認することで他の膠原病の可能性も評価します。
画像検査ではレントゲンで関節の隙間や骨びらんを確認し、必要に応じて関節エコーで炎症の有無や治療効果を判定します。
さらに詳細な評価が必要な場合は、近隣医療機関と連携しMRI検査を速やかに手配し、結果をもとに治療方針をご説明しています。

福岡市西区周船寺・糸島市周辺で
リウマチ科をお探しの方へ
関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患は、関節の痛みや腫れだけでなく、肺・心臓・血管など全身に影響を及ぼす可能性があります。
早い段階で専門医が診断し、適切な治療を始めることで、関節破壊の進行を抑え、将来の生活の質を守ることができます。
福岡市西区の佐野クリニックでは、日本リウマチ学会認定のリウマチ専門医である副院長が診療を担当し、十分な診察時間を確保して一人ひとりの症状や生活スタイルに合わせた治療計画をご提案いたします。
関節痛と腫れ、こわばり、疲労感などの症状が続く場合は、ご相談ください。

