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コラム

腎臓を守るために知っておきたい「慢性腎臓病(CKD)」の話

いつも佐野クリニックのコラムをご覧いただきありがとうございます。

〜尿検査から睡眠まで、当院が「多角的な評価」にこだわる理由〜

 

「健康診断で腎臓の数値(eGFR)が少し低いと言われた」

「血圧が高いけれど、腎臓まで調べる必要があるの?」

慢性腎臓病(CKD)は、成人の約8人に1人が患っていると言われる国民病です。

腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり進行するまで自覚症状が出にくいのが特徴です。

だからこそ、当院では「単に数値を追うだけでなく、なぜその数値になっているのか?」という背景を徹底的に検査します。

 

eGFR(血液検査)の先にある「真実」を尿検査で探るOK

一般的に腎機能は血液検査の「eGFR」という数値で示されますが、これはあくまで「現在の処理能力」の結果に過ぎません。

その原因や現在のダメージ具合を知るために、当院では以下の精密な尿検査を併せて行います。

 

 <尿蛋白定量検査>

 尿の中に漏れ出ているタンパク質の量を詳しく測ります。

 これにより、将来的に腎機能が低下するリスクをより正確に予測し、早期に対策を立てることが可能です。

 <尿沈渣(にょうちんさ)>

 尿を遠心分離機にかけ、沈殿した成分を顕微鏡で観察します。

 細胞の形や種類を確認することで、腎臓の中で今まさにどのような「炎症」や「ダメージ」が起きているのか、

 いわば“腎臓からのメッセージ”を読み取ります。

 

▶腎臓を壊す「隠れた黒幕」を見逃さない

腎臓の数値が悪くなる背景には、多くの場合、他の疾患が隠れています。

高血圧と腎臓の悪循環

血圧が高い状態が続くと、腎臓の細い血管がボロボロになり、さらに血圧が上がるという悪循環に陥ります。

 

 ■ 意外な盲点「睡眠時無呼吸症候群(SAS)

実は、「睡眠中の無呼吸」が腎臓を傷つけているケースが少なくありません。

睡眠中に呼吸が止まると、体は一時的な低酸素状態になり、交感神経が過剰に働きます。

すると、寝ている間も血圧が下がらず、本来休むべき腎臓に夜通し負担がかかり続けてしまうのです。

「いびきが激しい」「日中眠気がある」「朝起きた時に血圧が高い」といった症状がある方は、SASが腎機能低下の真犯人である可能性があります。

 

当院の診療方針:全身を診て、腎臓を守る

当院では、eGFRの評価はもちろん、

尿検査(蛋白定量・尿沈渣)で腎臓の今の状態を正しく把握する。

高血圧糖尿病などの基礎疾患を適切にコントロールする。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の有無を確認し、夜間の腎臓への負担を減らす。

これらを総合的に行うことで、単なる数値の改善ではなく、「患者さんの10年、20年先の健康」を守ることを目指しています。

 

▶最後に:早めの相談が、あなたの未来を守ります

一度失われた腎機能を取り戻すことは簡単ではありません。

しかし、早期に原因を突き止め、適切なケアを始めることで、進行を食い止めることは十分に可能です。

 

「検診の結果が気になる」「血圧やいびきが心配」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

精密な検査と丁寧なカウンセリングで、納得のいく治療を一緒に見つけていきましょう。

 

 

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