
医師紹介
医師紹介
院長:佐野 謙

学会
- 日本内科学会
- 日本神経学会
- 日本脳卒中学会
- 日本認知症学会
- 日本神経感染症学会
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
資格
- 日本内科学会認定内科医
- 日本神経学会認定神経内科専門医
副院長:佐野 晶子

学会
- 日本内科学会
- 日本リウマチ学会
- 日本リウマチ財団
- 九州リウマチ学会
資格
- 日本内科学会認定内科医
- リウマチ専門医
- 日本リウマチ学会登録ソノグラファー
- 日本リウマチ財団登録医
- 日本医師会認定産業医
ドクターズインタビュー
医師を志したきっかけを教えてください。

私の父が医師だったことが、やはり一番大きな理由だと思います。
小さいころから父が診察している姿をそばで見てきたので、医療現場はとても身近な存在でした。
誰かに勧められたわけでもなく、「自分は将来医師になるんだろう」と自然と意識していたように思います。
父の時代は、入院もできる有床の診療所で、実家と病院が一体になった造りでした。
子どもの頃は、実家に居る感覚のまま病院で遊んでいた記憶があります。
当時は、父の仕事を大変そうだと感じたことはありませんでしたが、実際自分が医師となって働くようになり、今になって「父も当時は一人で大変な中、頑張っていたのだろうな」と感じるようになりました。
お父様は胃腸内科を専門とされていましたが、先生が神経内科を選ばれた理由は?
父は胃腸内科でしたが、私は学生時代の病院実習で神経内科に強く惹かれました。
実習では精神科、救急、神経内科の順に研修したのですが、精神神経系の患者様や救急で意識障害の方を診た経験が強く心に残り、神経疾患の診療に興味を持つようになりました。
特に神経内科の実習で、問診や診察だけで病気の鑑別を進め、論理的に診断を組み立てていく診療スタイルに大きな魅力を感じたことが、神経内科を選んだ理由です。
これまでどんな医療機関で経験を積まれてきましたか?
山口大学を卒業後、研修は久留米大学病院で行い、そのまま久留米大学病院の神経内科に入局しました。
その後、出張先として天神の済生会福岡総合病院で勤務し、大学病院を含め約8年間、さまざまな症状を抱えた患者様の診療にあたってきました。
クリニックを継承した理由は?

8年ほど前に子どもが生まれたこと、父が高齢になったことが重なり、家族や地域のことを考えたとき「今が良い機会だ」と感じて継承を決意しました。
どんな患者様が多いですか?
以前は田舎という土地柄、ご高齢の患者様がほとんどでしたが、近隣に九州大学ができたこともあり、お子様から働き盛りの方まで、今は幅広い年代の方にお越しいただいています。
中でも生活習慣病、特に高血圧の患者様が多くいらっしゃいますが、最近はリウマチで来られる方も増えています。
この地域ではリウマチを専門的に診療できる医療機関が少なかったため、そうした患者様にとって相談しやすい場でありたいと考えています。
先生の専門分野や得意としている治療について教えてください。
私は神経内科専門医ですので、特にパーキンソン病に関しては深く精通しています。
ただ、大学病院勤務時代にさまざまな疾患の患者様を診てきた経験があるので、「この症状はあまり経験がない」ということはほとんどありません。
専門的な疾患だけでなく、風邪や生活習慣病といった一般的な病気まで、地域のかかりつけ医として幅広く診療できるのが強みだと感じています。
困っている方がいれば、ぜひ気軽にご相談いただければと思います。
クリニックとして力を入れている診療はどんなことでしょうか?
私自身は神経内科専門医で、副院長はリウマチ専門医ですが、それだけに特化した診療をしているわけではありません。
地域の皆様の「かかりつけ医」として、どんな体の不調でもまず相談していただけるクリニックを目指しています。
「どこに行けばいいのかわからなくて」とおっしゃる方が来院されることもよくあります。
どんな症状でも、まずは私たちが診察しますし、さらに詳しい検査や専門的な治療が必要であれば、信頼できる医療機関をご紹介します。
患者様に「佐野クリニックに来れば安心」と思っていただけるよう、これからも日々丁寧な診療を続けていきたいです。
日々の診療や検査で大切にされていることは何ですか?

患者様とできるだけ対等な立場で向き合うことを大切にしています。
患者様の中には「検査をしっかり受けたい」という方もいれば、「できれば検査は最小限にしたい」という方もいらっしゃいます。
それぞれのご希望をしっかり伺ったうえで、診療方針を一緒に考えるよう心がけています。
もちろん、正しい診断や治療のために必要な検査はきちんとおすすめしますし、逆に診断や治療に結びつかない不要な検査は無理に勧めることはしません。
患者様のお仕事やご家庭の事情にも配慮し、納得して治療に進んでいただけるような診療を心がけています。
お子様からご高齢の方まで幅広い患者様を診療されていますが、特に意識されていることはありますか?
年齢に関わらず、どんな患者様に対しても「今困っている症状以外に気になることはないですか?」と必ずお聞きするようにしています。
患者様の中には、こちらから尋ねなければ言いにくいと感じることもあると思うんです。
ですから、安心してお話しいただけるような雰囲気づくりを心がけています。
また、処方するお薬についても「なぜこの薬を出すのか」をきちんと説明し、その上で「他に心配なことはありませんか?」と確認するようにしています。
クリニックに来てくださった患者様の不安が少しでも軽くなるよう、丁寧な対応を心がけています。
患者様が安心して通えるよう、工夫されていることはありますか?
院内の環境づくりにも気を配っています。
例えば、待合室の椅子についても、高齢の患者様が立ち上がるときの負担を少しでも減らせるよう、座面が高くて立ちやすいものに変えました。
また、コロナ禍の際には、長いすだと間隔をあけて座るのが難しいこともあったので、座席を分けて配置し、できるだけ安心して座っていただけるようにしました。
こうした小さな工夫の積み重ねで、少しでも快適に過ごしていただければと考えています。
生活習慣病の予防で心がけるべきことは?
健康診断などで数値がひっかかって来院される方は多いのですが、治療が必要な方だけでなく、食事や運動を見直すだけで改善できる方もたくさんいらっしゃいます。
生活習慣病の原因として食事や運動が深く関わっていることをご存じない方も少なくありません。
ですから、まずは「食事や運動を見直すことが病気の予防や改善につながる」ということを意識して、毎日の生活に少しずつ取り入れていただけたらと思います。
ご来院を検討されている患者様にメッセージ

今の症状がなかなか良くならずお困りの方や、「どこに相談すればいいのかわからない」と悩んでいる方の力になれる医院でありたいと思っています。
大きなことから小さなことまで、地域の皆様が「いざというときに頼れる場所」だと感じていただける存在を目指しています。
どうぞ気軽にご相談ください。

